小麦粉は一般に「ロール挽き」という製粉方法で製粉されています。
ロール機という大型の機械で圧力をかけて、大きなドラムで高速で小麦粒を粉砕していく大量生産に欠かせない製粉方法です。
しかし、いくつものロールを通過して製粉するロール挽きの小麦粉は、小麦粒が鋭く削られてしまい、80℃を超える熱がかかることで、せっかくの小麦の香りや風味が吹き飛んでしまいます。
一方、石臼挽きの場合、文字通り石臼を使用してゆっくりと丁寧に小麦を挽いていくため、小麦粒があまり破壊されず、一般の方法より低温(40~50℃程度)で製粉することができます。
このような製粉工程上、少量ずつしか生産できず、大量生産には向きませんし、価格も高価になってしまいます。
しかし、石臼挽きの小麦粉は、一般の小麦粉に比べ、食物繊維やビタミン、ミネラルを多く含み、穀物の旨味をそのまま取り込むことができるのです。
天然酵母のパンのように長時間発酵させるものとも相性がよいので、石臼挽き小麦粉で作ったパンは、口溶けが良く小麦本来の香り高い豊かな風味が損なわれず、味わい深い仕上がりになります。
桑ぱん【白神こだま酵母】全粒粉パン専門店が選ぶ石臼挽きの小麦粉には、健康に良く、かつ美味しいパン作りへのこだわりが込められています。